真の支配者 ruler 2004 8 11

 民主主義国においては、
国民が主人公であり、主権者です。
 さて、ここに、一般紙の新聞があります。
この新聞は、第1面から第5面まで、政治、経済、国際情勢の記事があります。
 皆さんは、第1面から第5面までの記事を理解していますか。
多くの人が、「よく理解できない」と言うでしょう。
 しかし、こうした記事は、
民主主義国の国民にとっては、非常に重要なことが書いてあるのです。
 こういう記事を読まない「あなた」は、
支配者でもなく、主権者でもありません。
多くの物事に、情緒的に反応する「観衆」にすぎないのです。
 もちろん、共産主義国や独裁国家の国民には、こうした記事は不要です。
なぜならば、すべてを国家が決定しているからです。
 こうした国において、国民は、
政治も経済も金融も、政府に「お任せ」だからです。
 しかし、そういう国民は、かごの中の鳥でしょう。
適度に、餌(娯楽)を与えられて、現状に満足しているでしょう。
 本来、鳥は、大空を、自由に飛ぶことができます。
しかし、かごの中の鳥は、かごの中の生活に満足しているのです。
 もちろん、かごの外に出たいと思うのでしょうが、
かごの外で生きていくには、いろいろな知恵が必要です。
こうした知恵を身につけるよりも、かごの中で生活した方が楽かもしれません。
 今の時代は、本当に「社会人教育」が必要だと思います。
大学を卒業した時が、最も頭が良くて、
後は、下り坂を下るように、頭が悪くなっていく。
これでは、悲しいのです。
 もちろん、社会人で、大学院に入学するには、
お金と時間がかかり、無理な場合が多いでしょう。
 何か、別の手段を考えておく必要があります。
たとえば、インターネットを使った社会人教育も必要でしょう。
 良書を読むことも大切ですが、何らかの「動機付け」が必要です。
自発的に良書を読む人は少ないでしょう。
人間は、いつでも「動機付け」が必要です。

教訓 didactic discourse 2004 4 24
 ヒトラーは、彼の著書「我が闘争」で、このように書いています。
「民衆の圧倒的多数は、
冷静な熟慮より、
むしろ、感情的な感じで、考え方や行動を決めるという女性的素質を持っている。
 大衆の受容力は、非常に限られており、
理解力は小さいが、
そのかわり、忘却力は大きい。
 効果的な宣伝は、重点を、うんと制限して、
そして、これを、スローガンのように利用し、
継続的に行なわなければならない。」











































































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